オーダーソファの張り地裁断

ここは中国のオーダー家具メーカーですので、仕事は全て特注家具で既製品と違い毎回違うものを作っています。例えばホテルの箱物家具は図面に忠実に製作をしていけば完成しますが、椅子やソファはちょっと違い、図面通りに作れば正解とは限りません。図面に表現できないデザイナーが意図する物を汲み取り、それを形にしていく必要があります。今日紹介の写真はソファの型紙を作っているところです。縫製する張り地の型紙です。先ずは本体の骨組みを作り、そこにウレタンを張って整形をします。それに布を当てて張り地の実寸物をつくります。そしてそれを紙に写して、縫代や生地によって違う収縮率なども考慮して最終型紙を作っていきます。こんな仕事が1日に数種類、いや十数種類も作らなければならないのが我々海外の特注家具メーカーなんです。

オーダーソファの型紙
オーダーソファの型紙取り

次の写真は布をカットしているところです。これはオーダーソファでも数がまとまった仕事の様子です。型紙に合わせて張り地の上に切り取り線を描き、それに沿って機械で裁断していきます。厚みがありますね。何枚も重ねて裁断します。台数がまとまると効率が良くなりコストも下がります。単品だと手で一枚一枚カットするので効率も下がりコストも上がります。でもそのコストをいかに下げるかは、やはり職人の仕事所要時間の短縮しかない訳で、これは一人ひとりの能力次第ですね。私の家具工場は単品でもコストが抑えられているのは、ここの力が凄いからだと自負しています。見積もりをお待ちしています。

量産ソファの張り地の裁断
量産ソファの張り地の裁断

この記事を書いた人

鈴木隆義