オーダー家具メーカーの難しさ

昨日オンラインで日本のお客様とのサンプルの検品作業がありました。検品での品質は問題がなかったのですが、お客様が望んでいた仕様通りになっていなかったそうです。製作には問題はないのですが、この形では求めた使いができない事が発覚した様です。デザイン変更ですね。

オーダー家具メーカーの試練
オーダー家具メーカーで設計変更が出たら

問題は納期が無いことから、サンプル製作と同時に本生産の材料取りもスタートしていたことです。これってよくあるパターンなんです。日本での決定が進まず発注が遅れて、製作期間が当初の日程を大幅に割り、これ以上の時間を伸ばす事ができなくなるパターンですね。そういう時には、お客様はサンプルで細かな仕様は変える事があるとして、大きな設計変更はないという事で本生産を同時スタートの依頼を出されます。しかしどうしても仕様上の不具合が発覚した場合はデザイン変更も余儀なくされます。そうすると現在進行している部品はどうするか?新規に始めると納期は全く間に合わないのでどうするか?こんな問題が続々と出ちゃいますね。これはオーダー家具工場ではよくある事なんです。各部署の長が集まり真剣な打ち合わせ会議をしていました。私にはそれなりの策はありますが、彼らの意見を尊重して仕事は進めないと組織は強くなりませんので、ここは朗報を待つことにします。企業は人なりですね!

この記事を書いた人

鈴木隆義