スタッキングチェアの大切なポイント

今朝はちょうどいい写真を連続で撮ることができました。椅子の組み立ての中で一番重要な後ろ脚の座面との固定作業のところです。ここは椅子の強度の最大のポイントになるところです。しかもスタッキングチェアとなると、重ねる時に後ろ脚が座面に当たらない様にするために、座面自体が後ろ脚に直接の接点が作れません。これは強度において超弱点になります。今朝はそんな部分の仕事を写真が撮れたのでご紹介します。

オーダーチェアの組み立て
オーダーチェアの組み立て

これは後ろ脚を座面の貫に接独している写真です。つまり一般的な椅子の構造の場合の組み立てです。次の写真と比べてみてください。

スタッキングチェアの組み立て
スタッキングチェアの組み立て

これを見てお分かりかと思いますが、座面の両サイドの貫が後ろ脚に直接は接続されていませんね。つまりスタッキングチェアの椅子の構造です。

スタッキングチェアの強度
スタッキングチェアの強度

この写真は内側の角に三角の椅子全体の歪み防止のコーナー材をつけているところです。先ずは接着剤を着けてピンタッカーで仮固定をします。そして4本のビスでしっかり固定をします。そして次の写真。

スタッキングチェアの補強の仕方
スタッキングチェアの補強の仕方

この写真は先程取り付けた角の三角補強材をその中心から座面の四方枠を貫通させて後ろ脚まで届かせて後ろ脚を座面に引っ張る様に強烈に固定している作業です。これはネジではなくて、太い六角ボルトを打ち込んでいます。スタッキングチェアの強度では、ここがとても大切になります。お客様の笑顔いっぱいの結婚披露宴が、この椅子で展開されるのですね。嬉しいです!

この記事を書いた人

鈴木隆義