鈴木隆義 飲食店のテーブル脚は、普通はスチール製で黒の焼き付け塗装をした物ですね。何処にでもある普通の脚です。今日ご紹介のはスチールではなくてステンレス製の脚です。テラス席に置く物ですので腐食が心配されますので、材質をステンレスにして黒のメッキをしました。
この脚の上部の板をご覧ください。この板にはビス穴が外回りに空いていて、そこからビスで天板を固定しますね。それでは丸い脚とこの板の接続部分を見てください。一般的には脚の中央に太いボルトがあり、それでこの板に接続をしますが、これはその方法ではなくて4本のネジで固定をしています。
こちらの1本足も同じです。真ん中にボルト一本で固定しますと、テーブル天板を左右にねじる様に動かすと、ボルトが緩んできて、数年もするとぐらつくことが起きるんですね。でも4本で固定しておくと、横揺れさせてもネジが緩んでくる心配がありません。
これは脚のポールとテーブル下部のプレートも同じことなんです。この様に1本ボルトではなくて4本ネジで固定をすると回転が起きません。これでしたら何年使ってもぐらついて来ませんね。半永久的に使えるステンレスのテーブル脚ですので、この様な細かな部分まで気を使って製作しています。