海外のオーダー家具工場から輸送コストを掛けて日本に輸入するとしたら、安い家具よりも高価な家具を仕入れた方がお得な事は皆さんお分かりですので、日本で作ると手間がかかるデザインの仕事が基本多い訳ですが、今最後の仕上げをしているのはホテルのラウンジソファです。
ちょっとしたパーテーションで横や後ろと境を作るこのタイプは、この様に格子にするデザインが多いですね。この仕事って格子組で面倒なだけでなく、縦横の内角の塗装が難しいんです。塗料が入り難いですので、着色が薄かったり濃かったりと色斑が出やすいんです。そこをきちんと作ると塗装職人の手間が非常にかかり、日本での作業に向かず、海外オーダー家具メーカーへの発注パターンになるようです。
こちらは格子に組んだパーテーションに座部を固定しているところの写真です。凄い重量がかかりますので、ビス止めだけではダメですので、しっかり木部に埋め込んだ補助材とボルトで固定します。
組み終わった後は、シートのバランスなどの総合検品です。
クッションの縫製もここで再確認をします。そして検品が終わると掃除をして梱包です。
どんなラウンジになるのか、楽しみですね。