家具の輸出

昨日夕方に工場から出荷したのは19台のカウンターチェアーでした。この仕事はこのカウンターチェアーだけの出荷ですので、海上コンテナに入れての出荷ではコスト的にちょっともったいないですね。そんな場合は混載便で出荷します。混載便とは、1台のコンテナの中に何社かの荷物の合い積みでコンテナを満載にする方法です。費用は体積で計算されて決まり、コンテナチャーターよりも若干安くなります。

中国から家具の輸入
中国から家具の輸入

コンテナに積み込む時には段ボール梱包だけで十分ですが、他社と合い積みの混載便ですと、中国の作業員による港での積み込みになり、日本の港でも港の作業員の荷下ろしになることから、家具を扱うプロでないので多少心配ですね。それで全てを段ボール梱包の外に木枠梱包をします。そしてこの木枠梱包が問題で、天然の木材で梱包をすると燻蒸処理を必要として燻蒸処理証明書も必要となりますので、我々は木枠材を合板で行います。合板ですと加工材料ですので燻蒸処理を必要としなくなるからです。輸出業務も素人で行うと色々問題が出てきて大変です。私たちは香港に本社機能を置き貿易業も営んで、家具の製造から日本輸入まで一貫して行なっていますので、ご安心ください。

この記事を書いた人

鈴木隆義