特殊柄のメラミン板を使ったテーブル

カウンターやテーブルトップは塗装物ですと寿命が短いことから、一般的にはメラミン板を使いますが、その柄も豊富になってきたなと、製作途中の丸テーブルを見ていて感じました。

写真に写っているのは３種類です。木目はよくありますが、もう一つは石柄で、もう一つはステンレスヘアーラインの柄です。本物と変わりない重厚感が感じられ、言わなければ我々プロでも本物と思ってしまいそうです。この仕事で一番問題になるのはその天板の小口です。小口に共材を貼ると、柄の向きから本物ではない違和感を感じてしまいますので、この仕事では天板の小口を傾斜をつけて削り薄く見せて、そしてそこに黒く厚い塗装をしました。まるで黒の樹脂の周り縁の中にメラミン天板を落とし込んだ様な作りに見えてくれました。大成功です。