特注家具工場は、お客様からのご要望通りに家具を製作して行きますが、その中で塗装は厳しい条件によく悩まされます。
![特注家具工場の塗装技術](https://furniture-arkhk.com/wp-content/uploads/2023/12/WechatIMG31084-scaled-e1701666538359-300x203.jpeg)
これはお客様と打ち合わせをした塗装サンプル板と、完成した椅子の脚と色の確認をしている写真です。どうですか?ほとんど同じ色ですね。
![特注家具工場の塗装技術](https://furniture-arkhk.com/wp-content/uploads/2023/12/WechatIMG31083-300x225.jpeg)
もう一枚写真を添付しました。こちらの角度からも同じですね。お客様はメラミン板やエンビシートなどの印刷した木目柄を基本にして塗装の仕上げを依頼されるケースが多いです。印刷物は架空の作られた色ですので、それと同じ物を本物の木材や突板に仕上げるのは、どうしても無理があります。木材自体が持っている色がありますので、どうしてもその下地の色が出てきてしまうからです。木目を出さなければ色はどんな色でも作れますが、木目を出しながら、でもそこに潜んでいる下地の色だけを消して塗る作業がどこまでできるかがポイントなんです。うちに職人のレベルをご覧ください。これが大手家具工場でも難しい職人技なんですよ。
![オーダーチェア](https://furniture-arkhk.com/wp-content/uploads/2023/12/WechatIMG31082-scaled-e1701666735123-300x284.jpeg)