現地採寸の現場合わせの家具

こんな仕事も海外で出来ると言う話をします。それはお客様のほとんどの方が諦めている日本の現場サイズに合わせて作る家具です。海外製作となると輸入の移動時間があり、日本での製作よりも2週間近く時間が必要になります。その関係で納品現場の特に壁と壁の間にピッタリ収まる家具の仕事になると、採寸ができる様になってから海外発注をすると時間が足りないと言う大きな問題を抱えています。それでこの関係の仕事は無理というのが普通の考え方になっています。

現地採寸の現場合わせの家具
現地採寸の現場合わせの家具

この家具を見てください。長いですね。壁面収納家具で、現場採寸した後にミリ単位で製作しなければならない家具です。でもこれを柱や壁の連続で何台も製作して出荷します。納期に間に合うんです。しかも日本で採寸して7日後の出荷です。たった7日でこの様な大きな家具を十数台製作して出荷です。さて、どうやってこの大きな問題を解決しているでしょうか?私自身が日本で特注家具工場を経営しながら製作もして現場取り付けもし、さらに図面も描けて見積もりもできるからなんです。経験値が違います。この仕事が出来ると日本のお客様の層が厚くなります。現場対応の採寸して作る家具が中国で生産して間に合うとなると、しかもフォースター対応もできるとなると、お客様の予算は大きく変わりますね。

現地採寸の現場合わせの家具
現地採寸の現場合わせの家具

この記事を書いた人

鈴木隆義